2009.01.09 Friday
麻生首相の定額給付金を評価してみる。
定額給付金の目的は何なのか？
マスコミは、だらしのない政治家達が迷走していると批判しています。
当初は、生活の苦しい方たちのための給付金という話であったけど、すっかり景気対策に変わっています。（過去ブログ参照）
理性的な方の大半が指摘するように景気回復効果などありません、もしくは極めて小さいのです。それは麻生首相自身も本当は良く知っていて、数年後の消費税アップが必要になると、首相自身が予言しています。景気回復するなら増税は不要のはずですから。目的の変更によって、このように矛盾が生じているのです。いいかげんな政策をとり、その場しのぎの答弁を繰り返すと、すぐにボロがでます。
麻生氏は、本音で語る政治家ではないかと思った私が馬鹿であったのだと思います。
それでも、定額給付金にも良い面があると思いますので、麻生首相に提言！
立案当初よりも何十倍も深刻な不景気ですよ。景気対策に２兆円では、焼け石に水です。米国並みに４０兆円ほどを定額給付してはどうでしょうか？ 代わりに、資産課税強化、法人税強化、消費税アップ、所得税累進性強化などで４０兆円を回収してください。
そうすれば景気刺激も少しは大きいでしょうし、同時に財政も整います。そして、４０兆円の回収と給付は、ある程度の格差是正につながります。私個人として最も重要視している格差是正（資産格差を含む）につながることでしょう。
定額給付金を２０倍規模にして、一回だけでなく、毎年続けてやりましょうよ！麻生さん。
さて、そろそろ資産格差是正の話に入りたいと思います。同時に派遣労働を肯定することも可能になります。また、いずれ書きます。
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