ノラ猫の老後

　「偽善者」というのはののしり言葉でもありますが、
こんな日記を書いていても、偽善者を自認する私は、偽装事件の人のことなど言えないではないか。
　以前、私はたばこを吸っていましたが、そんな私に対して、頭は良いが口の悪い友人は言うでしょう、「百害あって一利なし。そのタバコ銭でアフリカの子供にワクチンを贈ったらどうか。」
　「不作為であるのだが、世界にはワクチンを求めて手を伸ばしながら今まさに死んでいく子供が居る時に、自分の快楽のための金のほうが大切なのか。」
　今は禁煙中だけど、酒、ウォッシュチーズ、お刺身、外食、ちょっといい靴や服、読みたい本、ワクチンではなく、自分のために金を使うという意味では、同じことだろうか・・・・・・。
　古紙の混入率を低めに偽装した製紙会社よりかは、悪人になった気分になる。

　いかん、凹む。明日も仕事だ、今週は休みもないし寝よう！

子供の頃に、とても厳しく教育されたように思う。
「嘘をつかない」というルール。

　昨年の数々の食品偽装事件、偽装請負、などなど、人として情けない事件が多発した。

　赤福の時には、小学生の息子をして「悲しい」と言わしめた。全く同感だ。

　お金だろうか、お金で買える豊かさなのだろうか。人間にとって「嘘をつかない」ことより大切なことはそんなものなのだろうか。

　こんな世の中だ。新しくパルプから作った紙を再生紙と偽って販売する分には、およそ罪悪感などわずかであったのだろう。

　道徳の喚起には、過剰なほどの処罰を与えるしかないのだろうか・・・

　多くの被災者と同様、私もあまり震災のことはうまく語れない。何をどうしたらよいのかわからないのです。あの時も、１週間、ただ非難して水をもらっていた。何がどうなのか、アタマがグルグルする。
　私の考える最も悪は、人が傷つくことですが、あの震災では多くの人が亡くなり、体にそして心に傷を負った。
　今日は、人が傷つくことは悪であり、悲しいことだということを再認識したい。私は、あの震災を語り継ぐときに、単に被害の大きさや地震の怖さだけでなく、人の心や身体が傷つくことがいかに悲しく悪であるかを伝えたい。
　みんな、それをわかっていると思うのだが、そうでない人もいるようだ。「いじめ」「暴力」「嘘」「詐欺」「様々な犯罪」、人の心や身体を傷つける人はいなくならない。その人たちには、悪行をしないということより大切な物があるのだろう。

　私は、地震という大自然の力で、むしろ人間性というものを再認識した。

　年賀状には、一年間を振り返る文を載せていますが、反省も書くので一部暗い記述も入ります。今年の賀状は一際暗い内容であった上に、リアルすぎるネズミの写真がそれに輪をかけたことでしょう。
　賀状を見て心配した叔父から「大丈夫か」と、電話が入った。
　昨年は、休み無くずいぶんとたくさんの仕事をしたが、ミスも多く強い不満と深い反省が残った。かなり落ち込んだので、なんとか立ち直ったのは正月明けてから。
　精神的に立ち直って変に元気になったものの、溜まった仕事が減るわけではないので、１週間、ずっと２４時まで働いた。関西人なのに「えべっさん」にもいけずじまい。深夜にタクシーの中から片づけ中の屋台を眺めながら帰宅。立ち直ったきっかけは、また書きます。
　そして今日はダウン。体力的には回復していないようだ。
　ゆっくり寝たので、また、明日がんばろう！

　おじさん、ありがとう。

新年明けましておめでとうございます。
ブログで関係した皆様、今年もよろしくお願いいたします。
　昨年は終盤、公私共に息切れ、ダウン寸前でブログも休みがちになりました、そしてクリマス前にダウン。その後なんとか仕事納めまでは深夜までの勤務をこなしましたが、多くの仕事が完了しないまま年末休暇に突入、一日は休日出勤したものの、上司の勧めで、休養モードに入り、体は少し楽になりました。
　昨年の反省をリアルなネズミの絵柄（不評）とともに年賀状にしたりしましたが、ペースをつかんでよい一年にしたいと思います。