ノラ猫の老後

　座右の銘は、「一攫千金」であるというのは、さほどウケナイ私の持ちネタです。
　でも、本当は、表題の「優しさを忘れずに」が私の座右の銘。高校のときの陸上部の顧問の先生が、卒業する純朴な田舎の三年生部員達に、贈ってくれた言葉です。
　既にどこかに、この話を書いたような気がするけど、思い出せない。これは、偽善者になるのブログとも共通する私の生き方の根幹であるというのに。
　なのに、なのに、今はそれを忘れている。いや忘れてはいないけど実践できていない。己に余裕が無いにもかかわらず、妻子、父母、兄弟、自分だけでなく色々な人の心を背負おうとすると、大なり小なり矛盾が生じるためだ。

　もう一度、純朴な田舎の高校生に戻ってみたい。