ノラ猫の老後

元介護福祉　専門学校講師　遥香の日記で読んでから、ブログを書こうと思いつつ、その後、なかなかパソコンを触る時間が無く、もっぱらｔｗｉｔｔｅｒばかりになっていました。これなら、スマートフォンに変えた方がよいかもしれない。
　さて、相続税に関しては、基礎控除が大幅に下がって、金持ちから取るというよりは、なんだか小金持ちに厳しくなっているようです。私はいずれも関係ありませんが。　○|￣|＿
　３０００万円っていうと、一代で身を立てて会社役員になって家屋敷と貯金を残したクラスから搾り取る感じだな。その下のクラスである私には関係ないけど、小金持ちから搾り取る部分が、階級の固定化につながるようで気になる。
　その結果として、年間１兆３千億円の相続税収が２千億〜３千億円程度増えるらしい。納税者数も年間４．８万人が７万人に増えるとのこと。もっと詳しいシミュレーションがあるのだろうから公表すれば良いと思うな。８段階ある税率と、それぞれの段階ごとの納税者数、納税額を公表すればどうか？どこかにデータが出てますかね？
　それにしても国家財政を考えると全然足りないんじゃないのかな。

　政府税制調査会は１０日、来年度税制改正に盛り込む相続税の増税案を固めた。遺産から差し引くことができる基礎控除の金額を４割減らして課税対象額を増やすほか、最高税率も５０％から５５％に引き上げる。相続税の納税者は年間約４．８万人から７万人程度に増加。年間１兆３千億円の相続税収は２千億〜３千億円程度増える見通しだ。
　相続税はバブル景気で地価が高騰した１９８０年代後半から、税負担を緩和しようと減税が繰り返されてきた。今回、「格差是正」の観点から資産家や高所得者により多くの税負担を求める方針に転換する。１９５８年度に現行の仕組みになって以来、相続税の本格増税は初めてとなる。
　相続税は土地や現金など相続財産から、基礎控除となる「５千万円＋１千万円×法定相続人数」の合計額を差し引き、それに税率をかけて計算している。例えば、夫が亡くなり、法定相続人が妻と子ども２人の計３人の場合、基礎控除額は８千万円。相続遺産が１億円あると、控除額を差し引いた２千万円が課税対象になる。
　これに対して、来年度から実施する増税案では、基礎控除額を４割減らし、「３千万円＋６００万円×人数」にする。同じ例で考えると、控除額は４８００万円になり、課税対象は５２００万円に増える。これに税率をかけた相続税額は、現行の仕組みなら１００万円なのが、３１５万円に増える計算だ。
　最高税率も見直す。現行は１人あたりの受け取り相当額が３億円を超えた場合に５０％の税率がかかるが、新たに６億円を超える遺産に５５％の税率を設ける。税率の区分は、現行の６段階から８段階に増やす方針だ。
　相続増税の代わりに、生前に次世代に財産を渡す「生前贈与」の優遇措置を拡大。これまでは２０歳以上の子どもが対象だったが、これに孫を加える。子どもや孫へ生前贈与する場合は、配偶者よりも贈与税の負担を減らす仕組みに改め、世代間の資産の移転を促す。（全文）
（Asahi.com 2010年12月12日18時20分より）

色々な意見が
http://plaza.rakuten.co.jp/mikawannko/diary/201012120000
税理士的視点？
http://yoshian-roulette.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-3776.html
海外流出！？
http://investbest.seesaa.net/article/173037673.html