ノラ猫の老後

2007.03.13 Tuesday

生あるもの、没する。

言葉足らずなタイトルですが。人はいつか死ぬ。

　冬場はお悔やみの機会も多く。先日、教育に従事していた親戚が癌で亡くなった。一昨日に幼馴染のお父さんがなくなり、今日は取引先のお父様の訃報が届いた。

　母親がその弟（要は叔父）が前立腺癌であったので、「血のつながっているオマエも検査に行くよう」にと言ってきた。
　その母は、医者要らずと豪語し日本のおっかさんのパワーを誇っていたが、10年前に脳梗塞で倒れた。今は回復して健康な老人になっているが、そのころは私自身かなり落ち込んだものだ。

　大切な人の命も、神は奪う。子供の頃から、神仏をあまり信じない理由の一つである。命には限りがあるから価値があり大切なんだと思うが、人の死はいつも悲しい、とても悲しい。忙しさで、命のことをじっくり考える機会も少ないのだが、人の死に際したときくらい、ゆっくりと命というものに思いをはせたい。合掌。

猫丸 | ノラ猫の老後 | comments(3) | trackbacks(1)

Comments

私の両親はまだ健在で、夫の母親も健在なのですが、
３人が年齢も近いので何時その日が来るか、ひやひやしています。
春先は死亡率高いようですね。

われわれ日本人は子供の頃から
「今度生まれ変わったら・・・」と言う言葉を
よく口にしますが、仏教の輪廻転生という教えが
しみこんでいるのでしょう。

キリスト教には復活という教えがありますが、
墓場から生き返るわけではないので、
生まれ変わる意味に近いと思います。

一人一人のＤＮＡを解っていたら、クローンを作って復活させる事も神にとってはたやすい事でしょう。

人はなぜ死ぬのか・・・
これは太古の昔から人々が疑問に思い答えを
探してきた事だと思います。
宗教なら答えが見つかりますが、自分だけで考えようとすると、ノイローゼになってしまうかもしれません（笑）
手塚治虫さんもあの壮大な「火の鳥」を執筆中
ノイローゼ気味になって、しばらく執筆を
やめられたそうです。

でも生まれ変わる、復活すると思えば大切な人を亡くした者にとっては慰めになると思いますが・・・

今すごく人気のある歌「千の風になって」のように
風になってあなたのそばにいる・・・という
斬新な考え方も私は好きです。

ｍiltuchan | 2007/03/13 2:42 AM

Comments

>人はいつか死ぬ。
わかっているようで受け入れがたい真実の一つですね。
私も普段は考えないでいることが多く、身近な人の訃報に接したときに、思い出したかのように考えます。
特に最近は、年齢の近い人や自分より年下の人の訃報にふれることも出てきて、考えさせられます。

人はいつか死ぬ。そして私もいつか死ぬ。
いつか死ぬとわかっているから生きられるという部分もあるのだろうと思います。不確かですが。

yui | 2007/03/13 3:30 PM